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IKEDA隊長BLOG

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日陰の効果

今日も東京は真夏日・・・暑い日が続きますね。

そんな暑い日でも、日射の遮蔽を考慮して家造りを行えば、他の家よりも暑さがしのげ、クーラーなどの利用率を下げることが出来る家になるでしょう。


こちら、本日の我が家の状況です。
ちなみに、今日の東京地方は雲の少ない「晴れ」夜9時でも気温29度の熱帯夜。
薄暗く感じますが、ちょうど午後1時の状況です。外は,かんかん照り状態ですが、室内は暗い。
この暗さが日射遮蔽されていると言うこと。夏は、明るいよりも日差しが入らず、薄暗いほうが、日射の遮蔽がされていて涼しいのです。(間接光で明るくするのも一つの工夫ですね)

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こちらは、室温と床下の温度を示す温度計。外気温は35度ですが、室温は29.9度と耐えられない暑さではない。当然エアコンなどは使っていません。
床下の温度は27度台と、朝までの外気を取り込み室温よりも低いのです。この床温度が無垢の床材をひんやりさせてくれて、「ゴロっとすると」体温よりも低い冷たさを感じ、天然クーラーのようです。この冷たさを感じ、お風呂上り以外はクーラーを使用せずにすごせています。

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このときの屋根温度は74度~80度を示していました。
その中でも、断熱気密をしっかり計画し、日射の遮蔽を行えば涼しい家になるのです。

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住んでいくと分かりますが、気密・断熱がしっかりした家は、かえって窓を開けない方が涼しい場合があるのです。そして時間帯・風の流れを見ながら、窓を開けて、涼しい風を取り入れましょう。
でも、以前にも書きましたが、無理してエアコンをつけずに我慢しすぎるのもよくありません。
近年は、温暖化現象も進行していて、想像を超える暑い日が続きますから、臨機応変に対応しましょう。
気密・断熱、そして、日射の遮蔽を考慮して家を計画すればエアコンの使用を最小限に抑えることのできる「家」になることでしょう。
by okkikeda | 2006-08-08 00:49 | 家造り